私の青春時代にはさまざまな名作RPGが発売されていたため、ゲーマーと話をする時はたいていこういう話題になる。「ドラクエは3と5こそ至高」「誰がなんと言おうともサガフロ2は名作だ」「また幻想水滸伝を遊びたい」……。こんな話をできれば、その相手とはもうすっかり友達である。しかし、そこから一歩踏み込んでこんなことを聞いてしまうと困ったことになる。 「じゃあさ、フリューが発売しているあのRPGは遊んだ?」 ひどい場合は「フリュー?」ともう一度聞かれることもあるし、多くは「フリューがRPGなんて出していたのか」という反応が返ってきて、詳しく説明すると「名前だけは聞いたことがある」なんてことを言われてしまう。今回もそんなことがあり、なぜだかやたらと切なくて、こうして筆を執った次第である。妙な話だが、ゲームライターとはこんな商売なのだ。 さて、フリューと聞いてもピンと来ない読者も多いと思うので説明してお
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