産業革命――おそらく学生時代に誰もが耳にした言葉だが、今でもその内容をはっきりと覚えている人が果たしてどれだけいるだろうか? というわけで、まずは産業革命の出来事や流れをわかりやすくまとめた図を見てほしい。 “産業革命がもたらす貧富の格差”をおわかりいただけただろうか。こうして奴隷同然の生活を強いられた労働者の運命を変えるべく、アサシン(暗殺者)として暗躍するゲーム……それが11月12日に発売されるPS4/Xbox One用ソフト『アサシン クリード シンジケート』だ。 ●『アサシン クリード シンジケート』ヒストリカルトレーラー ▲工場制機械工業の導入により、イギリス史を大きく変えた産業革命。プレイヤーは、バッキンガム宮殿からホワイトチャペルまでの広大なエリアを自由に駆け巡ることができる。 ここから先は、本作の舞台背景となる産業革命を中心に、ヴィクトリア朝時代のロンドンの社会情勢を解説し
「御簾納直彦ミステリィ 篝火ノ屋敷」12回目となる今回は、1999年にプレイステーションで発売された「ディノクライシス」を紹介しよう。「バイオハザード」において、サバイバルホラーというジャンルを確立させたカプコンが続いて放ったのは、「恐竜」をテーマにしたパニックホラーだった。 今でこそ恐竜と戦う3Dアクションゲームはそう珍しくないが、当時としては斬新で、ハリウッド映画ばりに恐竜と死闘を繰り広げる本作は、ユーザーに少なからず衝撃を与えたものだ。 基本的なシステムは初期の「バイオハザード」を踏襲しているため、当時は比較されることもあったが、実はこの2タイトル、似て非なるものだったりする。初代バイオが「静」とするならこちらは「動」。基本的な操作性やゲームデザインこそ「バイオ」だが、アプローチとしてはまったく異なるのだ。何せ相手は恐竜だ。ゾンビとは違い、動きはかなり俊敏。そのうえ、柵の向こう側に逃
スクウェア・エニックスとトライエースの黄金タッグが生み出した、人気RPG『スターオーシャン』シリーズ。その最新作である『スターオーシャン5 -Integrity and Faithlessness-』が、PS4/PS3で開発中とのニュースが発表されました! ▲こちらはタイトルロゴ。PSP版『SO1』『SO2』、そして『SO3』の流れを汲んだデザインとなっています。サブタイトルである“Integrity and Faithlessness”には、重大な意味が込められているようですが……? 初報となる今回は、主要登場キャラや世界観の設定、シームレスで展開するバトルやイベントについての情報をお届け。この記事では『SO』シリーズのイチファンでもあるライター・TDBによる私見も交えながら、それらの情報をあますところなく網羅していきます! ちなみに、『SO』シリーズを知らないという方のために歴代タイト
「アーマード・コアシリーズ」や「DARK SOULSシリーズ」を手がけたフロム・ソフトウェアと、SCE JAPANスタジオが「Demon's Souls」以来6年ぶりにタッグを組んだPlayStation 4専用ソフトウェア「Bloodborne」が、ついに2015年3月26日(木)に発売しました。Bloodborneのディレクターを務めた宮崎英高さんは、30歳を目前にしてゲーム業界に転身し、入社からわずか10年でフロム・ソフトウェアの取締役社長に就任した恐るべき経歴を持つ人物です。 ディレクターとして「アーマード・コア フォーアンサー」や「Demon's Souls」など数々のヒット作を世に送り出してきた宮崎さんが、社長就任後初めてディレクションを務めたのがBloodborneで、しかも同タイトルはフロム・ソフトウェア初となるPS4タイトルになります。そこで今回は、宮崎さんがBloodb
あの名作の発売から、5年、10年、20年……。そんな名作への感謝を込めた電撃オンライン独自のお祝い企画として展開中の“周年連載”。連載第17回は、2010年2月18日にSCEから発売されたPS3用ミステリーアドベンチャーゲーム『HEAVY RAIN(ヘビーレイン)-心の軋むとき-』の5周年を記念する思い出コラムをお届けします。 本作の開発を手がけたのは、フランスのゲーム制作会社“Quantic Dream(クアンティック・ドリーム)”。PS4の技術デモとして公開された『ダークソーサラー』や、2014年にPS3で発売された『BEYOND: Two Souls』を手がけたことでも有名なので、ゲーマーなら一度は耳にしたことがある社名では? そんな実力派スタジオが手がけた『ヘビーレイン』は、独自のエンジンを用いて作られた圧倒的なグラフィックと、会社の創設者でもあるデヴィッド・ケイジ氏が実体験からイ
昨年2014年12月15日に25周年を迎えたスクウェア・エニックスの『サガ』シリーズ。その25周年を記念してニコニコ生放送にて配信された“『サガ』シリーズ25周年特別番組”で、PS Vita用ソフト『SAGA2015(仮称)』が発表されました。 ついに明らかになった最新作『SAGA2015(仮称)』の秘密や今後の展開をうかがうべく、シリーズの生みの親である河津秋敏氏にインタビュー! あわせて、歴代作品の苦労話や今だから語れる裏設定などを、いろいろと語っていただきました。 なお、インタビュー中には、かつて1ユーザーとして『サガ』シリーズをプレイし、今は『エンペラーズ サガ』のプロデューサーを担当している市川雅統氏も参加。ある時はファンの立場から、ある時は開発者の立場から、さまざまな『サガ』の裏話を語っていただいたので、ぜひ記事をチェックしてみてください。 ■最新作『SAGA2015(仮称)』
ことの発端は、私の隣の席のごえモンの何気ないひと言でした。 「原稿をチェックしていたら、昔の電撃PSの『ゼノギアス』の記事で“カメラが回せること”が驚きのポイントとして紹介されていたそうなんですけど、そもそもフィールドでカメラを回せるRPGって、どのゲームが最初だったんでしょうね」 仕事が忙しい時ほど、こういう現実逃避談義は盛り上がるもの。ゲーム情報を扱う編集部ということで、周りのスタッフと長々と雑談をしてしまいました。特に自分は38歳を迎えたおっさんゲーマーなので、思い出話になるとついつい脇道にそれてしまうことに……。 ※『ファイナルファンタジーVII』、『スタークルーザー』、SFCの擬似3D作品、PC系のポリゴンゲーム、『ロックマンDASH』、『パワーズ キングダム』、PCの一人称系RPG、『ブランディッシュ』について追記しました。ご指摘ありがとうございます! ▲LRボタンを使って、カ
PCレスのキャプチャデバイスが実況動画作成や簡易編集にも対応。その実力を検証してみた AVerMedia AVT-C285 Text by 林 佑樹 AVT-C285 メーカー:AVerMedia Technologies 問い合わせ先:アバーメディアサポートセンター AVT.Japan@avermedia.com 実勢価格:1万8000〜2万1000円前後(2014年5月23日現在) PlayStation 4(以下,PS4)とXbox Oneには,標準でプレイ動画の録画機能とSNSなどへの投稿機能が搭載された。国内未発売のXbox Oneはともかく,多くのゲーマーがPS4でのプレイ動画の公開や生配信を楽しんでいる。 PCでも,GeForceユーザー向け無料アプリケーション「GeForce Experience」が備える録画機能「ShadowPlay」や,フリーソフトウェア「ロイロ ゲー
国内発売まであと約1か月のPS4,筐体設計の秘密が明らかに ライター:米田 聡 2014年1月15〜17日に,東京ビックサイトで「インターネプコン・ジャパン」というイベントが開催されていた。聞き慣れないイベント名だと思った読者も多いと思うが,それもそのはず,本イベントは「アジア最大のエレクトロニクス製造・実装技術展」(※案内文ママ)である。その筋の業界人向けイベントなので,ゲーマーが知らなくても無理はない。 鳳 康宏氏(ソニー・コンピュータエンタテインメント 第1事業部設計部5課 課長) ではなぜそんなイベントを取り上げるのかというと,今回のインターネプコン・ジャパンでは,ソニー・コンピュータエンタテインメント(以下,SCE)でPlayStationシリーズのメカニカル設計を担当している鳳 康宏(おおとりやすひろ)氏による技術セミナー「PlayStation 4の冷却設計〜PSシリーズの進
ローンチタイトルの重い使命を負った「KNACK」はいかにして作られたのか? アーティストが語るKNACKのデザインワーク ライター:米田 聡 2013年12月2日,Autodeskの日本法人であるオートデスクは都内で「Autodesk 3December 2013」と題する同社製品の関係者向けイベントを開催した。イベントで開催されたテクニカルセッションの中から,本稿では「PS4ローンチタイトル『KNACK(ナック)』におけるアートワーク制作事例」と題されたセッションの概要を紹介してみたい。 ご存じのとおり,KNACKはPlayStation 4(以降,PS4)のローンチタイトルの一つで,日本では来年2月に発売されるPS4本体に無料のダウンロードチケットが付属することが決まっている。セッションでは,そんなKnackでのアートワークの内情が明かされた。 多数のパーツでPS4のパワーを表現するK
[SIGGRAPH]文明崩壊後の世界を間接光で描いた「The Last of Us」のライティングシステムとは? ライター:西川善司 SIGGRAPH 2013の開催2日目である7月22日(現地時間)には,PlayStation 3(以下,PS3)用サバイバルアクションゲーム「The Last of Us」で使われた,グラフィックス表現を解説するセッション「Lighting Technology of “The Last of Us”」が開催された。 ここではセッションの中から,とくに4Gamer読者にも興味深いと思われるポイントに絞ってレポートしたい。 世界観の設定上,必然となった間接光表現をいかに実現したか The Last of Usとは,細菌によって人類がゾンビ化し,文明が崩壊してしまった後の世界で,不思議な絆で結ばれた中年男性と少女の2人の主人公がサバイバルを繰り広げるというPS
家庭用ゲームはパッケージで買うものだと思っていたけど、昨今ダウンロードの流れも強くなってきた。その事情を追った! 【PS系編】 プレイステーション系ハードのDL専売コンテンツは、クリエイターのセンスに満ちたアーティスティックな作品が多い。 「2012年日本ゲーム大賞デザイナーズ大賞を受賞した『風ノ旅ビト』など、注目作が次々と登場してます」(SCEの塚嵜英史氏)との言葉通り充実してきている。 世界中で数々の賞を受賞したアドベンチャー『風ノ旅ビト』に続けとばかりに、’12年12月に配信された『The Unfinished Swan』。白一色の世界に黒いペイントボールを撃ち、色をつけて建物や橋を浮かび上がらせ先へ進む。絵画の中に迷い込んだような世界観が印象的だ。 一方、PS Vita用の『箱! OPEN ME』は、斬新なアイデアが光るDLコンテンツ。AR機能によって現実世界に出現した「箱」の仕掛
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く