安倍晋三元首相銃撃事件で逮捕された山上徹也容疑者(42)が勾留中の大阪拘置所(大阪市都島区)に「山上を殺しに行く」と電話をかけたとして、威力業務妨害罪に問われた無職八幡竜輔被告(40)=石川県野々市市=に大阪地裁(末弘陽一裁判官)は22日、懲役1年6月、保護観察付き執行猶予3年の判決を言い渡した。求刑は懲役1年6月だった。 被告は起訴内容を認めた上で動機に関し、山上容疑者の行為を擁護するような世間の風潮に不満があったと供述した。 判決によると、9月18日夜、大阪拘置所に電話し「山上は殺さないといけないんですよ」などと言って警備を強化させ、業務を妨害した。