アップルのデザイン部門を率いる上級副社長にして、スティーブ・ジョブズの片腕としてiPhone、iPad、そして新製品のApple Watchを生み出してきたのが、天才デザイナーのジョナサン・アイブ氏だ。ジョナサン・アイブは、アップルの新製品の動画にもたびたび登場し、自らアップルと自身のデザイン哲学を語ってきた。 その様子は、日本では何度も広島弁で吹き替えられている。たとえば、「iPhone 5はわしらがこしらえたiPhoneの中でいっちゃん薄うて、いっちゃん軽いiPhoneじゃ」といった具合だ。日本のアップルファンの間では、ジョナサン・アイブといえば広島弁というイメージが定着しているほどである。 そのジョナサン・アイブのデザイン哲学を描いたのが、日経BP社が発売する書籍『ジョナサン・アイブ』だ。4月1日のエイプリルフールを記念して、この書籍の公式広島弁ビデオが登場した。もちろん、広島弁であ
シャープのエンジニアが驚いていた。今から20年ほど前、1995年前後のことだ。当時、同社はアップル社のPDA、Newton MessagePadシリーズの製造を請け負っていた。その2代目製品となるMessagePad 110に関わったエンジニアがこう言ったのだ。 「中を見ると、基板が四角形でなくバッテリーを囲むような複雑な形になっていたり、他にも何カ所かもっと簡単にできそうなところをあえて大変な構造にしていたりしてあったんですよ。それでアップルの人に聞いたら、持った時の重量バランスを考えてそうしたって言うんですよね」 このエンジニアが言うとおり、部品の配置に気を配って重量バランスをよくしたことで、Newton MessagePad 110は実際の重さよりも軽く感じられた。Lindyというコードネームで知られたこのMessagePad 110こそ、ジョナサン・アイブがアップルに入社しての初の
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