尖閣諸島の領有権を主張する中国にも「ホンネとタテマエ」がある。日本にはそれを見抜いた上での老獪な外交を期待したい 先週、日本中を騒がせた香港の活動家グループら14人による尖閣諸島上陸騒動は、彼らを強制送還させて一件落着となった。一時は、日中が一触即発となるところだった。 この一件で感じたのは、日中間相互の不理解である。もちろん悪いのは香港人のお騒がせな活動家たちだが、それにしても日中双方に、相手国の立場に立って物事を考える余裕と信頼が欠如しているのである。 今回の14人の中には、香港フェニックステレビのレポーターとカメラマンが含まれていた。フェニックステレビは、香港を代表するテレビ局で、「香港のCNN」と言ってもよい。いまは連日、シリアまで特派員を送り、内戦の状況を日々、勇猛果敢に伝えている。 2時間弱のサンドバック体験 実は私はこの3月下旬、フェニックステレビの"朝生"のような人気討論番
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