<出版不況の今こそ訪れたい文京区の「印刷博物館」は、世界の印刷に関する歴史資料が豊富。日本で最初の銅製活字から世界最古の印刷物である「百万塔陀羅尼」、日本初の本格的な翻訳書「解体新書」まで、知の発展を支えてきた印刷文化を深く知ることができる> (写真:重要文化財の「駿河版銅活字」。朝鮮から伝来した銅活字をもとに徳川家康が造らせた日本で最初の銅製活字で、京都伏見と駿河で3度に渡り約11万本が鋳造されたが、火災などにより大半が消失。この資料を含め約3万8000本のみが現存する) 【シリーズ】日本再発見「東京のワンテーマ・ミュージアム」 日本における出版物の販売額がピークを迎えたのが1996年のこと。奇しくもその前年には、マイクロソフトのOS「Windows95」が発売され、全世界でインターネットが爆発的に普及。この"新たな文明"の誕生に伴って、多くの無料媒体を含むウェブメディアが登場した。その
![活字離れの今、この「活字」と印刷の歴史資料を堪能する](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/336f930a7443ef2f1a8f02c55f2dfb6fd037f8a8/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.newsweekjapan.jp%2Fnippon%2Fassets_c%2F2016%2F09%2Fjapan160923-top2-thumb-780x520-98954.jpg)