長野県警は11月4日、松本市のペット繁殖場「アニマル桃太郎」の社長・百瀬耕二容疑者(60)と社員の有賀健児容疑者(48)を動物愛護法違反(虐待)の疑いで逮捕した。アニマル桃太郎は松本市内の2カ所の繁殖場で計約1000頭の犬を飼育していた。 「家宅捜索をした際には、繁殖場にところ狭しと5、6段積み上げられたケージに、複数の犬が押し込められていました。糞や尿も垂れ流しで衛生環境は最悪。乳腺に腫瘍があったり失明していたりする犬も多かったようです。そもそも数人のスタッフで、1000頭の犬に目が行き届くはずがありません。これまでにも通報があったようですが、状況は改善されず30年もの長期にわたり、劣悪な環境下で飼育されていたようです」(捜査関係者)