2020年の東京オリンピックに向けて、競技場、エンブレムなど、デザインが関わる話題が続いている。1964年の前回は、亀倉雄策のシンボルマークとポスター、世界初のピクトグラム導入、代々木競技場など、高い評価を得て現在にも影響を与え続けているデザインの貢献があった。今回はどのようなデザインが現れ、新しい時代につながるのか関心はつきない。 オリンピックに伴って開発されるデザインは膨大だ。競技場、選手村、サイン、ピクトグラム、入場券やパンフレット、エンブレム、メダル、ポスター、セレモニーの衣装、ユニフォーム、キャラクター、関連の雑貨・土産品などがすぐに思い浮かぶ。そんな中の一つに、アテネからリレーで聖火を運ぶためのトーチがある。 (上写真:最近のトーチ、左からトリノ06年冬、北京08年夏、バンクーバー10年冬、ロンドン12年夏、ソチ2014年冬) 左からベルリン1936年夏、ロンドン48年夏、オス