2007年12月6日のブックマーク (2件)

  • ほぼ日刊イトイ新聞 - ねむりと記憶。池谷裕二+糸井重里

    ところで、海馬は記憶に大切だといわれますが、 実は、どんなタイプの記憶にも 海馬が大切というわけではありません。 動物の目に空気を吹きつけるという、 記憶に関する実験がよく行われます。 人間でもそうですが、 目に空気がパッと入ったら嫌だから、 まばたきのように一瞬目を閉じますよね? そういう実験です。 まず、動物に音を聞かせてから 目に空気を当てるようにします。 ブーッと音が鳴ったら空気がパッと当たる。 「ブーッ・パッ  、 ブーッ・パッ」 これをくり返します。 そうすると、音を聞いただけで 目を閉じるようになります。 いわゆる「パブロフの条件反射」ですね。 「音が鳴ったら空気が来るぞ」とわかるのは、 記憶があるからです。 脳のどこかでそのことを覚えているんですが、 意外なことに、この記憶には 海馬は必要ありません。 そこで、ひとつ段階を増やします。 まず、音と同時に、動物に光を当てておき

    tokyocat
    tokyocat 2007/12/06
    「海馬は三段論法を使って、時間的に離れたものにいかにして気づくかを睡眠中に行っているということです」
  • ほぼ日刊イトイ新聞 - ねむりと記憶。池谷裕二+糸井重里

    「深い」「浅い」という言い方は、 活動する神経細胞の数ではなくて、 意識レベルの話です。 ここがおもしろいところですね。 もうすこしくわしく話しましょう。 例えば、100個のニューロン(神経細胞)が あったとします。 起きているときには、 特定の瞬間だけみるとある瞬間に30%ぐらいだけ、 ニューロンは動いています。 長い時間で見れば全部のニューロンが 動いているといってもよいでしょうが、 特定の瞬間では、だいたい ニューロンは30%ぐらいしか 使われていないんです。 逆に言えば、そういった、 「部分的に必要な分だけ ピックアップされた活動」が、 おそらく私たちが「意識」と 呼んでいるものなんでしょう。

    tokyocat
    tokyocat 2007/12/06
    「脳が活動しすぎちゃうということは、 逆に、意識があまりないということなのかな?」