2017年7月17日のブックマーク (4件)

  • すべてが調節されている──『セレンゲティ・ルール――生命はいかに調節されるか』 - HONZ

    作者:ショーン・B. キャロル 翻訳:高橋 洋 出版社:紀伊國屋書店 発売日:2017-06-15 「果てしなく広がる平原」の意味を持つセレンゲティ国立公園ではキリン、シマウマ、ヌー、ライオン、など様々な動物の群れをみることができる。そして、そこで暮らす動植物たちは普遍的な法則に支配されている。たとえば牛疫が取り除かれヌーの生息数が増加すると、ヌーの主である草は減少する。そうすると今度は乾季に燃える可燃物が減って火災が減少し、樹木が増加し、それを餌とするキリンが増加。また、ヌーの捕者であるライオンやハイエナが増殖する。 つまり、ヌーの個体数が増加したというその一点の変動によって、連鎖的に捕者、樹木、キリンなどなどの他の動植物にまで大きな影響を与え、セレンゲティ国立公園には新たな”均衡”が生まれることになる。書『セレンゲティ・ルール――生命はいかに調節されるか』は、そうした生態系にお

    すべてが調節されている──『セレンゲティ・ルール――生命はいかに調節されるか』 - HONZ
    tokyocat
    tokyocat 2017/07/17
    自然現象には自然法則を超えた意図や目的が存在するかのように感じられるがそれは実際には存在しない、ということを解説する本だと思われる。
  • 「休みたいから診断書をください」--現役精神科医「うつ病休職」の告発

    うつ病が急激に増えており社会問題化しているが、実際にはうつ病がなんらかの「理由」として使われているケースが多いと、『うつ病休職』の著者。そもそも、うつ病はストレスによって起こるものという認識も間違いだという> 『うつ病休職』(中嶋聡著、新潮新書)というタイトルだけを見ると、うつ病で悩む人のことを取材した深刻なドキュメンタリーのようにも思える。ところが書は、そのような角度からこの病気を扱ったものではない。 著者はクリニックを開業している現役の精神科医。最近、うつ病が急激に増えており、それが深刻な病気であることを認めつつも、「現在"うつ病"とされているもののすべてがそうかといえば、決してそうではない」と主張しているのだ。 平たくいえば、当のうつ病で深刻に悩む人がいる一方で、うつ病がなんらかの「理由」として使われていることも否定できないという"告発"である。 最近、診察していてとくに強く感

    「休みたいから診断書をください」--現役精神科医「うつ病休職」の告発
    tokyocat
    tokyocat 2017/07/17
    微妙な問題。同書に《「ストレスによって起こる」と因果関係をはっきり説明できるものは、うつ病ではありません。》と書いてあるそうだが、それは間違いではないか?
  • マンガ作品の表現規制について - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    私はマンガ作品が人間の価値観に影響を与える可能性を拝しない。価値観は社会的に構成される部分が大きいので、社会に流通するマンガ作品もその一部として機能しているだろう。私たちの性/性役割についてについても、マンガ作品が差別を深めたり、差別に抵抗する力になったりすることはあるだろう。その上で三点を述べておく。 (1)マンガだけが影響を与えるわけではない (2)「性役割の固定化」と「性暴力」をイコールではない (3)「表現物を理由にした性暴力」の言説の危険性 (1)マンガだけが影響を与えるわけではない 私はかねてから、性差別の抑止のために表現規制をするのであれば、性差別的な記述のあるマルクスやヘーゲルの文献についても検討すべきだと思っている。私は哲学・思想の学会に出席するが、そこではマルクスやヘーゲルの研究者が差別発言を繰り返している。男女二元論による質化を行い、学会で「女性の質は出産すること

    マンガ作品の表現規制について - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)
    tokyocat
    tokyocat 2017/07/17
    《わかりやすい言説の再生産は、加害者だけではなく、かれらを取り巻く私たちに対しても、「性暴力の現実から目をそらすもの」として機能する》
  • ことばと世界──コンピューターはいかにそれを理解するのか

    tokyocat
    tokyocat 2017/07/17
    ★この世に生命体は今のところDNAタイプ1つしか知られていないが知性体は2つを目にしている――ホモ・サピエンスと人工知能――と言うべきなのだろう。