2023年11月8日のブックマーク (3件)

  • 第112回 差別生み出す「年収の壁」(橘玲の世界は損得勘定) – 橘玲 公式BLOG

    民主的な社会の大原則は、すべての市民を無差別(平等)に扱うことだ。人種、民族、性別、出自、性的指向などの属性で個人の扱いを変えることは差別として容認されないし、ものすごく嫌われる。 ところが日では、こうした市民社会の原則に反することがたくさんある。正規/非正規の「身分差別」が典型だが、国民年金の第3号被保険者制度もそのひとつだ。 日は国民皆年金で、すべての成人が年金保険料を支払い、原則65歳から納付総額に応じた年金を受給することになっている。だが奇妙なことに、保険料を支払うことなく年金を受け取れるひとたちがいる。これが第3号被保険者で、その多くはサラリーマンや公務員の夫をもつ専業主婦だ。 この制度がものすごく不公平なのは、次のようなケースを考えてみればいいだろう。 ある女性はシングルマザーとして幼い子どもを育て、年収300万円程度の苦しい生活をしながら満額の年金保険料を支払っている。

    tokyocat
    tokyocat 2023/11/08
    “この話がおかしいのは、差別を解消するのではなく、短時間労働の主婦パートに税を投入することで新たな「差別」をつくり出していることだ。もっとも効果的なのは第3号被保険者制度を廃止すること”
  • 62億円かけたガソリン価格調査「効果が不明」 会計検査院が指摘:朝日新聞デジタル

    ガソリン価格の高騰を抑える資源エネルギー庁の事業を会計検査院が調べたところ、約62億円をかけたガソリンスタンドのサービスステーションの価格モニタリング業務の効果が確認できなかった。 国は高騰するガソリン価格の値上がりを抑えるため2022年1月から、石油元売り事業者と輸入事業者に対し、ガソリン価格の値下げの原資にあてるための補助金を支給している。この補助金では小売店の価格までは下げられないため、エネ庁は全国2万カ所のスタンドに電話をしたり現地を視察したりしてモニタリングすることで、価格抑制の効果を高める業務を実施している。 ただ、エネ庁は既存事業でガソリン価格の市場調査を週1回実施している。検査院が二つの事業を比べたところ、22年1月~23年3月末は電話調査の期間、回数も同じだった。同じスタンドに2回電話をかけることになって回答が拒否されるケースも相次いだという。また、調査結果は非公表で価格

    62億円かけたガソリン価格調査「効果が不明」 会計検査院が指摘:朝日新聞デジタル
    tokyocat
    tokyocat 2023/11/08
  • 芸術とは言語と非言語の間隙のことか - 独今論者のカップ麺

    息子が芸術系の大学に通っているので学生の展覧会を見る機会があった。 デザイン画もあれば、日画も陶器もあれば、果てはコインを回す洗濯機まであった。学生の作品とは思えないほどに磨かれて光る作品も結構あるし、残念なものも少なくない。 その様々な作品群の中で、作者の制作意図が全く分からないものもあったが、それはやはり面白い作品だとは思えなかった。たとえば素晴らしい自然の風景写真があったとして、その風景が人を感動される美しさを持つなら、その風景写真はすばらしい芸術だと言えるだろう。しかし、それが作品ではなくて、ただの自然だったとしたらどうか。それは芸術だろうか。そんなことは無い。作者がいない風景は、比喩として自然の芸術と言われることはあるが、比喩でない正当な意味での芸術であるはずがない。芸術とは、誰か作者の意図的な制作に冠される名だからである。つまり、作者の芸術的制作意図が全く無いようなものは、芸

    芸術とは言語と非言語の間隙のことか - 独今論者のカップ麺
    tokyocat
    tokyocat 2023/11/08
    “通常の言語使用において我々は、内容の正しさを確かめ得るような規則だとして、言語を使っている。その言語ゲームから外れるか否かのぎりぎりのコミュニケーションの限界、それが「芸術性」”…