ヘッジファンド運営会社ブリッジウォーター・アソシエーツの創業者レイ・ダリオ氏は、長期的な資産分散と短期的なトレーディング戦術の両方において、ポートフォリオにおける中国資産を「かなりの割合」に高める必要があるとみている。 米大統領選の結果がどうなろうと、米国の財政赤字はさらに膨らみ、国債の発行は一段と増える見通しであり、米国債をオーバーウエートとしている世界の投資家が、これを分散する過程で中国投資の比重を高めることが考えられるという。ダリオ氏は米国債よりは中国国債を選好し、人民元には資本流入という追い風が吹くと予想する。