日本の技術力が世界を席巻する日[1] 佐藤文昭氏 佐藤文昭氏(以下、敬称略):現在の日本には、たとえば電機産業や半導体産業のように、かつて世界を席巻したけれども今は下り坂になっているような産業がある。一方で、機械や部材の産業はまさに今世界を席巻している状態だし、これから席巻していくような技術もある。本セッションでは、そうした産業の優位性をどのように守り、あるいは今後どう席巻させていくのかを考えていきたい。まずは御三方がビジネスにおいて、それぞれどういった強みをお持ちなのかというお話から伺っていこう。 青木豊彦氏 青木豊彦氏(以下、敬称略):東大阪でものづくりをしている。私は親父が始めた会社の2代目で、会社は、まあ、町工場だ。35人ほどの従業員で飛行機の仕事をしている。大阪には少ないと思うが、名古屋あたりには飛行機の会社が多い。ただ、飛行機というとハイテクのように聞こえるけれど、実際はローテ
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