電車の中、それも満員電車で、吊り革につかまったまま読書をするのは至難の業だ。吊り革を持たないもう一方の手だけで本をホールドしようにも、指がつりかけることもしばしば。強引にページを押さえつけると、本を傷める結果にもなりかねない。 こうした場合に便利なのが、今回紹介する「thumb thing(サムシング)」だ。これは親指に取り付けて使うページ押さえのためのアタッチメントで、ページとページの間をこれで押さえることにより、ページを開いた状態を親指1本でキープできるというスグレモノだ。これさえあれば、片手で吊り革を持った状態でも、無理なくページを開いたままの状態を維持できるというわけである。 端から端まではおよそ8センチ。文庫本や新書、四六判などのページを効率よく押さえることができる。ページ幅が短いのに反発力がある新書などとは、特に相性がよい。カーブがちょうどよい加減でついているため、片手で本がず