1980年代半ばまで、DJといえば「いろんな話題をはさみながら音楽番組を進行する担当者」のことを指していた。“disk jockey”を略したDJは、もともとディスク(レコード)のジョッキー(操作者)の意味。“ブロードキャスト先進国”アメリカのラジオ局でスタートし、スタジオでリスナーからのメッセージを読んだり、音楽の話題を語ったりしながらレコードをかける“DJスタイル”は、1960年代後半、日本にも上陸する。“局アナDJ”やフォーク歌手がニッポン放送や文化放送など、AM民放ラジオ局を舞台にDJとして活躍する。今日「パーソナリティー」や「ナビゲーター」と呼ばれるラジオ番組の出演者も、かつては「DJ」と呼ばれていたのである。 今日の「クラブ・ミュージック」と切っても切れない関係にあるDJだが、現在のようにディスコやクラブを舞台にし、サンプラー・マシンでサンプリングした複数の音を組み合わせ、構成
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