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2015年5月16日のブックマーク (1件)

  • エリー・デューリング(2003)「プロセスから操作へ」 - ryoheiito.tumblr

    デューリングによる、プロトタイプ論に至るまでの論点整理といった趣の論考。現代の芸術の試みを、表象から脱して行為や操作を提示することにあるとしたうえで、芸術における操作とはなにかを問うことがおもな目的となる。 最初に批判の対象となるのは、操作そのものに質的な意味が存在するという考え方だ。たとえばサンプリングという操作は、絶え間ない再生産の流れのうちにまるでひとつのコマのように受動的に存在する芸術家像と、素材を自由自在に操って新たな作品を生み出す能動的な芸術家像というふたつの相反する解釈を生み出す。これは一見矛盾のようだが、操作を質論的に捉えようとするから起こる誤謬でしかない。操作とは、「何であるか」では問うことができず、ただ「どのようにあるか」としか問えないものなのだ。 次いで、モノとしての作品を脱物質化し、操作によって代替しようとする現代の芸術の限界を論じる。一方には、操作がもたらす効

    エリー・デューリング(2003)「プロセスから操作へ」 - ryoheiito.tumblr
    tomad
    tomad 2015/05/16