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ブックマーク / someru.blog74.fc2.com (8)

  • Hang Reviewers High / 相対性理論「ハイファイ新書」

    ずいぶん急な話で申し訳ないのですが、告知があります。日2009年1月25日(日)深夜25時30分よりTBSラジオの「文化系トークラジオ Life」にゲストで出演します。レギュラーの出演者はcharlieこと鈴木謙介さん、佐々木敦さん、津田大介さん、斎藤哲也さんです。津田さんにお会いするのは1年くらいぶりだろうか。テーマは「未知との遭遇2009」となっていて、僕はこのブログの内容に似通った話をするかもしれません。テーマや出演者にご興味を持たれた方、良かったら聴いてみてください。放送後に、ポッドキャスト配信によるダウンロードもたぶんできると思います。詳しくは番組ホームページでどうぞ。 と、大事な用があるときに限って風邪をひく。熱が出て喉が痛く、身体がだるい。最悪だ。 あと相対性理論「ハイファイ新書」も発売日には聴いていたのに、ここに書こうと思いながらこんなに時間が経ってしまった。聴いて、まず

  • Hang Reviewers High / ORANGE RANGE「はい!もしもし…夏です!」

    最近はORANGE RANGEのアルバム「裏SHOPPING」に収められた「はい!もしもし…夏です!」ばかりを聴いている。 この曲を知ったのはTSUTAYAに行ったときに店内でかかっていたからだ。TSUTAYAの店内放送は、トップアーティストであるORANGE RANGEの新譜に収められた、南明奈というそれなりにキャッチーな人物がボーカルを務めている曲ということでこの曲をかけているに違いない。実際のところ「裏SHOPPING」というのは実質的にレアトラック集みたいな扱いのベストアルバムであるし、そもそもORANGE RANEGEというグループのポピュラリティも以前に比べて翳っていると言わざるを得ない。しかしそれでもTSUTAYAで曲がかかるような立場のアーティストとしてあるわけで、そのようにグループとして微妙な時期にあるからこそ、僕のようにこれまでORANGE RANGEなどろくに聴こうと

  • Hang Reviewers High / ミニコミ「Hang Reviewers High」

    このブログ「Hang Reviewers High」の記事を一部抽出してまとめたミニコミ誌をばるぼらさんが作ってくださった。 今後どのような流通に乗って販売されるのか全く知らないが、さしあたって11月9日の文学フリマで売られることになった。いずみのさんの「ピアノ・ファイア・パブリッシング」のブースにて委託販売させていただきます。ブースの位置はB-33。ちなみにいずみのさんは「漫画をめくる冒険」の別冊を出される予定で、これは表紙を西島大介君が描いている。 さてミニコミ「Hang Reviewers High」だが、詳細は以下のようなものらしい。 書名:『Hang Reviewers High』 著者:ソメル デザイン:戸塚泰雄(nu) その他全部:ばるぼら サイズ:A5 x 72p 価格:500円 売り場:文学フリマ会場二階 B-33 ばるぼらさんが編集してくださって、しかもミニコミ誌「nu

  • Hang Reviewers High / ケータイ小説的。――“再ヤンキー化”時代の少女たち

    速水健朗「ケータイ小説的。」は、僕が読んだここ1年ほどに上梓された批評に類する文章のうちで、最も面白い。ひょっとすると、ここ数年で最も面白いものの1つだと言っていい。 僕が書を高く評価する理由の最たるものは、これが単にケータイ小説というジャンルを批評したものだから、ということではない。それよりもむしろこのが、正しく批評であろうとしているからなのだ。速水健朗は、例えば、ケータイ小説を擁護するために、つまりそれを愛する人々が属するコミュニティの代表者としてなど、書を記述してはいない。同時に、彼はケータイ小説など唾棄すべきだという理由では書を書いていない。彼が書を記述しようとする動機はただ、次のようなものである。すなわち、今ケータイ小説は現代の日の社会にとって無視できない程度の支持を集めている。端的に言えば市場において十分に売れている。にもかかわらず、それは多くの論者によって無視され

    tomad
    tomad 2008/07/28
  • Hang Reviewers High / 文学環境論集 東浩紀コレクションL

    東浩紀「メタリアル・フィクションの誕生」は「ファウスト」に数回にわたって連載されたものだが、彼は議論を半ばで打ち切り、連載をいったん終わらせた。そのため、この連載の内容は現在は「文学環境論集 東浩紀コレクションL」にのみ収められている。しかし連載で提示された「ゲーム的リアリズム」というリアリズムに関する新たな試みは継続され、より発展させられたものとして「ゲーム的リアリズムの誕生~動物化するポストモダン2」という優れた著作に結実した。 僕はこの「ゲーム的リアリズムの誕生」という著作ないしは「ゲーム的リアリズム」という彼の定義を、現代のフィクションに対する批評の方向性のあり方として、また時代を語るための寄る辺として、諸手を挙げて支持する。だが、連載「メタリアル・フィクションの誕生」には彼が「ゲーム的リアリズム」を見出すに至った動機に類する内容が多く含まれており、そして今ここにそれを参照する意味

  • Hang Reviewers High / 相対性理論「シフォン主義」

    「オルタナティブ」「ミクスチャー」「アブストラクト」などの言葉を「ジャンル」として認めたときから、音楽の世界では既にすべてのジャンルが相対化されていた。もっと前、その前から、DJではない、単なるリスナーが、そしてミュージシャンが、レコード箱を漁って音楽のシーケンシャルな進化を退けたときから、そうなっていた。「レア」とか「グルーヴ」という言葉で価値は順位づけられていたが、「オルタナティブ」や「ミクスチャー」以降の世界では、それすら意味を持たなくなった。サブカルチャーの分野では、おそらく、音楽には最も速く、早く、すべては相対化された。ファッションは、長きにわたって音楽の動きを観察し、それをモードとして採り入れ続けたが、やがてそれがすべてが等価になるということを意味するのだということがはっきりする頃から、それをやめたのだ。 相対性理論がなぜよいのか、ということについてずっと考えている。相対性理論

  • Hang Reviewers High / スマーフ男組「スマーフ男組の個性と発展」

    10月ぐらいからずっと年末進行のような多忙さである。個人的にはもうすっかり2007年は「ゆく年」扱いであって送り出す気まんまんだが、暦の上ではまだ12月にもなっていないという。勘弁してほしい。しかし自分としてはすっかり2007年は終わり気分であるから、今年を総括したようなことも考えたりする。今年はいろいろなジャンルで目新しい動きがあって、いい年だったと思う。数年前の年末年始に味わった、あの空転しているような停滞感はないようだ。 個人的にそれを一番感じたのは、やはり音楽においてだった。音楽というジャンルは10年前には他の全ての文化を牽引する新しさがあったが、ゼロ年代に入るころから細分化を重ねて全体に波及するようなダイナミズムを減少させ、先鋭的な音楽のあり方が社会全体を暗示するようなことはなくなったように思う。たしかに、今年もやはりそうではあったのだが、しかし今年はこの数年のミニマルな動きがよ

  • Hang Reviewers High / クイック・ジャパン74

    沖縄に行ったり仕事をしたりと忙しい間に、Quick Japan Vol.74が発売されたのだ。このは何とPerfumeについての特集号で、僕も文章を書かせていただくことができた。依頼されて、そういう機会はもうないかもしれないと思ったので、すぐに引き受けた。語り尽くせない色々な経緯があって、できあがったのはこういうものである。 【FEATURES.1】 Perfumeアイドル」の意味を回復する3人 ■2007.9.17 新曲「ポリリズム」発売記念イベントレポート ■誌独占!Perfume10,000字インタビュー!! アイドルとして、テクノとして、どんな楽しみ方をされてもいい ■私がPerfumeを好きな理由。 ピエール中野(凛として時雨)/大谷ノブ彦(ダイノジ)/ 後藤まりこ(ミドリ)/サエキけんぞう/辛酸なめ子/SPECIAL OTHERS/ 西脇彩華(9nine)/掟ポルシェ(

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