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ブックマーク / onoya.hatenablog.com (5)

  • 複相化戦略 - onoya's blog

    アイドル概念は、恒星である。直視できない。それを観測するにはサングラスをかけないと。サングラスはメディアだ。メディアを介さないとアイドル概念を捕捉出来ない。ちなみに個々のアイドルは惑星である。恒星の周りで付かず離れずの距離を取っている。あまり近くにいるとその熱で早々に消滅してしまう。惑星の構成要素はいろいろある。個々の惑星は時と場合によって様々に構成要素を変えながら恒星の周りに位置づけられる。例えば、以下の図によって、暫定的にアイドルをカテゴライズすることが可能になるだろう。 まずは【質⇔表層】と、【リアル⇔非リアル】の軸についての説明が必要だ。 【質】は、アイドルを、「何をなしたか」という「行為」において評価する軸である。それが歌であったり、演技であったりした場合、その「作品」を評価する、という視点になる。逆に【表層】は、アイドルが「何であるか」が問題となる。顔や肉体、声といった現象

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  • ヲタ芸再考(4) - onoya's blog

    4.ヲタ芸の死 ハロプロの現場である程度確立したヲタ芸の型は、主に秋葉原で活動するようなマイナーなアイドルに対する応援の文化としていつの間にか定着したらしい。 気がつけば、昨年、今年と、メディアで取り上げられるヲタ芸というものが、もはやハロプロとは何の関係もない現場におけるものになっている。フジ深夜「コンバット」における「オバ芸」にしても、NHK教育で2007年5月に放送された「一期一会 キミにききたい!」にしても、僕からすればなんだかずいぶんヲタ芸が遠いものになったな、という印象。 昨年4月には「ピュアロマンス」という、「ヲタ芸を世に広めよう!」というコンセプトのアイドルまでデビューしている(9月に解散)。(参照 ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=oupZqTqjZyQ)映像を見てもらえば分かるけれど、こんなマニュアル化された「ヲタ芸」は、もう死んでいるの

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  • ヲタ芸再考(3) - onoya's blog

    3.ヲタ芸の衰退 ヲタ芸がハロプロの現場において見られなくなるのは2005年だったか。僕は2005年10月16日の相模大野の後藤真希のコンサートで、はっきりとヲタ芸が打たれなくなっていることを感じた。今もって、僕はハロプロ現場におけるヲタ芸の衰退の理由をうまくつかめないでいる。ただ、原因となりそうなことがいくつか思い当たる。 ①マナー意識 当然のことながらヲタ芸は常にマナーという観点から非難の対象だった。OADもロマンスも隣の人にひじが当たる危険な技だ。隣がヲタ芸師だとたまったものではない。僕も打つときはヤフオクで通路席を取るという申し訳程度の配慮はしたが、そもそも、隣の席でなくても目障りだ、おまえの狂喜乱舞を見に来たわけではない、と言われるとどうしようもないのだ。いずれにしても、ライブ会場内でのヲタ芸は相対的に減ってくる。一方、2005年以降でも、ライブ会場ではないところでのヲタ芸は激し

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  • ヲタ芸再考 - onoya's blog

    前回のエントリを引き継いで、ヲタ芸について考える。過去2年くらいで書いてきたこともふまえて。 ちょっと仕事まで時間がないから途中まで書きます。 1.ヲタ芸の発生 ヲタ芸は広義のものとしてはPPPHも含むとは思うが、批判の対象になるヲタ芸はOAD・ロマンス・マワリ・MIX等になってくると思う。それらが一体どのように発生したのか。おそらく(2000〜2003あたりの)ハロ紺の存在が大きかったのだと考える。 OAD・ロマンス・マワリを現在の形態に完成させた・普及させたのはハロヲタだろうと思う。言うまでもなく、これらのヲタ芸はステージの演者を見ない志向性がある。ヲタ芸をする者はそれに自覚的である。では、なぜわざわざコンサートに来てヲタ芸をするのか、それは不毛ではないのか。そうではない。なぜなら、ハロ紺(ハロープロジェクト総出演のライブ)では、特に好きでもないメンバーが多数出演するため、正直言えばス

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  • 場のルールはどのように形成されるのか - onoya's blog

    MELON GREETING・渋谷O-EAST オールスタンディングは嫌なのだが、たまたま週休でBuono!も出るので見に行く。 渋谷O-EASTなんてところは初めてだ。渋谷のそこらへんはラブホばっかりだが、土地がデコボコしていたり猥雑としていて、オシャレ感とは全く違う毒が感じられて、大通り沿いのいい子ぶりよりは居心地がよい。 到着したら丁度整理番号付近を呼んでいたのですぐ入る。中は蒸し暑い。結構な密度なのに、「前に詰めてください」と言われる。 メロン記念日の曲がよく分からなくなっていた。僕のメロン記念日は2年前くらいから止まってしまっている。 なっきぃがいないので、比較的ライブ中全体をゆったりと見る感じになる、と言っても1メートル先では人がピンボールのようにはじけ飛んでいるのだが。 Buono!の時の狂乱は予想通りすさまじい。押し合いへし合いど突き合いでこける者ありのしかかる者あり。天国

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