基本的に「警察本部長」への異動はありません。 順を追って回答します。 ①警視庁の捜査一課長は確かにノンキャリアの警視正が就任しています。キャリア組ではなし得ない、長年培ってきた刑事としての力量を必要としているポストだからです。 ②巡査から昇任し「警視正」になれば、それまでの地方公務員から国家公務員に身分が変わります。 ③各都道府県警察の警視正以上を地方警務官と呼びます(警察法)。 警察庁に原籍がある警察官のことです、しかし②で述べた転換組は特例地方警務官といい、少し差異があります。 ④特例地方警務官は国家公務員ですから、全国転勤の可能性が生じます。 その場合でも「管区警察局」「警察大学校」「管区警察学校」等警察庁の出先が主なところで、自分の育った県警以外の警察本部の幹部になることは原則ありません。 ⑤警察本部長は中小県であっても地方警務官が就任します。 一部ノンキャリア出身者がおりますが(