NDLとJLAの連携による新しい『日本目録規則』の策定について 国立国会図書館収集書誌部(以下「NDL」という。)と,日本図書館協会(以下,「JLA」という。)目録委員会(以下「目録委員会」という。)は,連携して,RDA(CA1766,CA1767参照)に対応した新しい『日本目録規則』(以下「新規則」という。)を策定する。 本稿では両者が新規則の策定及び普及に関して連携するに至った経緯,確認した基本方針,策定と普及のスケジュールについて報告する。 ●新規則に係る連携に至るまでの経緯 目録委員会は,2010年から『日本目録規則』の改訂作業を開始している。2010年9月に,第96回全国図書館大会で「JLA目録委員会の活動と新しいNCR」と題して改訂作業の方向性を示し,同時に「『日本目録規則』の改訂に向けて」を公表して広く意見を募集し,改訂作業に反映している。 他方,NDLは2012年度に「国立