高校生の読書に関する意識等調査報告書(日本) 文部科学省の「第三次子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」(2013年5月)では,小学生,中学生,高校生と進学するにつれて読書離れが進む傾向があるとされている。文部科学省は2015年4月16日,不読率(1か月間に1冊も本を読まなかった「不読者」の割合)が高い高校生の読書の実態を把握するため,「高校生の読書に関する意識等調査報告書」(以下,報告書)を公開した。本調査は,文部科学省からの委託によって,浜銀総合研究所が調査を実施している。学校が立地する地域や,学科のバランスを考慮して,全国から無作為に抽出した150校の高等学校(教員)及びその生徒,保護者を調査対象としている。調査にあたっては,読書活動に関する専門的知識を有する有識者等からなる調査検討委員会が設置され,調査手法・内容に対して指導助言が行われている。 調査方式は,調査対象とした各学