もう巳年も終わり、もうすぐ新年なので、一年の総括と来年の抱負を兼ねて、先日(つか、もうふた月も前だ)参加した"図書館海援隊フォーラム2013"で考えたことを一つだけ。 発表事例は、非常に中身が濃かった。病院と連携してがん情報の市民講座を開いたり、商工農部局とタッグを組んで地場産品の振興に一役買ったりといった、いわゆる課題解決支援サービスの先進事例がこれでもかと紹介されていた。そのあまりの(良い意味での)図書館っぽくなさ、司書っぽくなさに、質疑のなかで、「こんなことができる人材を育てるためには、司書課程で何をどのように教えたらよいのか」、というような質問が、司書養成関係の方から出されていた。 その場の結論としては、伝統的な司書課程や図書館関係団体の研修はこういう取り組みには直接役に立たない、それよりも、マーケティングやマネジメントなど、広い意味での経営学的な知識や技能が必要、というところに落