経営状態が良いにもかかわらず、サービスステーションの廃業が続出している。経営状態を冷静に分析し、早期に廃業するよう指導すべきだ。 2021年末からガソリン価格が高騰し、国民から注目を集めるサービスステーション(SS)。SS運営業者は今、仕入価格の高騰をどう価格転嫁するか、需要の減少にどう対応するか、などさまざまな課題に直面している。 筆者(日沖健、経営コンサルタント)は、2021年から2022年5月にかけて全国8人のSS運営業者にインタビュー取材した。8人中5人が最大の経営課題として 「いかに円滑に廃業するか」 を挙げていた。SS運営業者の間で廃業が大きな課題になっているようだ。 ということで今回は、インタビューの結果も踏まえて、SSの廃業というテーマについて考えてみよう。 経営状態は改善1企業あたりの年間総販売数量の推移(画像:全国石油協会) まず、SS運営業者の間で廃業が課題になってい
![地方でよく見る? 閉店したサービスステーションが「そのままの姿」で放置されている理由 | Merkmal(メルクマール)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b0f2d707f028e4022190595c475c95686be7066c/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fmerkmal-biz.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2022%2F06%2F220613_ss_01.jpg)