住宅設備メーカーLIXIL(リクシル)の瀬戸欣哉社長は15日、環境省で山本公一環境相と意見交換した際、瀬戸氏の体格の大きさが話題になり「放射能の影響で大きくなりました」と返答した。記者が意図を尋ねると「冗談だった。不適切な発言だった」と謝罪した。 環境省は東京電力福島第1原発事故に伴う除染や指定廃棄物対策を所管している。山本氏は瀬戸氏の発言に対する記者の質問に「気が付かなかった」と回答。瀬戸氏は「(スポーツをしていた時代に比べ)体重が増えたことの言い訳だった」と釈明した。意見交換は地球温暖化対策がテーマだった。 瀬戸氏は昨年6月に社長に就任。バスケットボールやボクシングの経験があるという。リクシルはトイレやシステムキッチンなどを扱う住宅設備機器の大手。トステムやINAXなど5社が2011年に統合して発足した。