―介助する人をどこに置くか― 立岩 真也 所収:『生の技法 ―家と施設を出て暮らす障害者の社会学― 』 安積純子・尾中文哉・岡原正幸・立岩真也,藤原書店,1990年10月,320p.,2500円 ※この文章は『増補・改訂版(第2版)』(1995年5月)には収められていません。 代わりに「私が決め,社会が支える,のを当事者が支える――介助システム論」 安積他『生の技法 増補改訂版』第8章,pp.227-265(19950515)80枚 が収められています。 [p227]第8章 接続の技法――介助する人をどこに置くか [p228]日常生活に介助の必要な人が、家庭そして施設での介助に頼らず暮らそうとすれば、どのようにそれを得るか考えなくてはならない。この章では、どのような介助のかたちがとられているのか、それらがなぜ選ばれ、またどのような問題をかかえているのかを検討することにする。 彼らは、第一に