米カリフォルニア州オークランドで、板を打ち付けられた店舗の前を歩く人(2021年2月12日撮影、資料写真)。(c)JOSH EDELSON / AFP 【3月25日 AFP】米カリフォルニア州オークランド(Oakland)は24日、全米最大規模の「最低所得保障制度(ベーシックインカム)」実証実験を開始すると発表した。有色人種の600世帯を選び、使途を指定せず毎月500ドル(約5万4000円)を支給する。 同様の試みは全米各地で行われている。オークランドの応募条件は、同市に住所を置き、少なくとも1人の子どもがいる人種的少数派の低所得世帯。在留資格は考慮しない。応募者の中から無作為に対象者を選定する。 オークランドのリビー・シャーフ(Libby Schaaf)市長は24日、米CBSに対し、「有色人種の世帯に焦点を当てている。オークランドでは人種間の貧富の格差が非常に大きいためだ。所得の中央値で