常識的に考えれば、職場でお酒を飲むことも、疲れてぼんやりした状態で仕事をすることも、まずいでしょう(クビになりたくないですしね)。けれども、『Wired』で著述家のJonah Lehrer氏が、最新の研究成果から、「眠気や酔いは創造力を引き出すのにうってつけだ」と語っています。その理由を見ていきましょう。問題を解決しようとする時、脳は関連性のある情報に集中し、関わりのなさそうな情報は無視するようにできています。これは悪いことではありません。大事な点だけに集中する機能がなければ、関係のない情報で頭がパンクしてしまうからです。 シンプルなタスクや、Lehrer氏の言う「標準的な分析問題」を解く場合は、脳の集中機能が欠かせません。けれども、クリエイティブに対処しなければならない時は、脳に集中力がない方がいいのです。 それを証明するために、ある研究グループが謎解き問題を使って、2つのグループを対象