書物を少し読んだら、いったんそれを伏せてその内実を味わうようにするという学習法。 江戸の私塾の読書法に「掩巻」と「慎独」というのがあったそうです。 「慎独」とは、読んだ内容を必ず他人に提供せよというもの。 掩巻のことを知らなくても、本に入り込んだ時など、途中で文字から目をはなし、追想することはありますね。 ところで、 「慎独」(しんどく)の意味は、 自分一人のときでも、行いを慎み雑念の起こらないようにすること。 「速読術」がよく知られているのとは反対に「掩巻」は変換もできず、辞書にも載っていませんでした。 「掩巻」をどこから拾ってきたかというと、 先日のTV東京「ワールドビジネスサテライト」という番組で、書評家・松岡正剛氏が語られた中に出てきた語でした。 その時はパソコンに向かっていて、背中でTVを聞いていて、思わずノートの端っこにメモしたものでした。 今日そのメモの漢字を見たのですが、T