「可愛いは正義」という言葉をよく耳にする。「可愛い」も「正義」もポジティブな響きを持つから、これに対して疑問を唱えると、「可愛いことはいいことじゃん!」「いいことなのになんでケチつけるの?」と言う声も自分の脳内で聞こえてきて、うしろめたさも感じる。 でも、もし「可愛いは正義」と言われていた対象の女の子(女の子であると仮定して)が、加齢やそのほかの条件の変化で可愛くなくなったとする。すると、「可愛いは正義」はいとも簡単に崩れてしまい、もはや正義と思われていたことは、正義ではなくなってしまう。 また、「可愛いは正義」の中の、「正義」の部分が崩れてしまうと、「可愛い」ことも一部の人によっては同時に崩れてしまうことだってある。例えば、小保方さんの研究が「正しくない」とみなされた瞬間から一転して「魔女」のような扱いを受けてしまうことがそれである。でも、小保方さんの研究が「正しくない」かもしれないこと