企業のIT担当者ならば、「サービスマネジメント」というコトバに聞き覚えがあるだろう。要は効率の良い、費用対効果の高いシステム管理のことであるが、ITがビジネスの根幹になって以来、未解決の課題となっており、多くのIT担当者がその実現に悩んでいるのだ。 “ITはやり言葉”は変遷する これまでも、多くの“はやり言葉”があった。ダウンサイジングやTCOの削減あたりは、すでに死語となりつつあるが、当時は時代を反映した「ITの導入と運用を最適化しよう」という合言葉だった。そして日本版SOX法を迎えた今、その合言葉がIT統制だのサービスマネジメントだのというものに置き換わった。 しかし、昔と今とで大きく異なる点が、3つある。 1つは、ITのさらなる複雑化である。ITを取り巻く環境は便利になるにつれ、複雑さを増している。特にここ数年、JavaだのユビキタスだのWeb2.0だのと言われ始めてからの、ITにお
![ITIL Managerの視点から:初めてのサービスレベルアグリーメント 【その1】](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7e51372d18138e90ed2c8d95d693065718b5e361/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fimages%2Flogo%2F1200x630_500x500_enterprise.gif)