『あなたの声が聞きたくて…。』 次女の部屋で見つけたメモの切れ端。 メモ紙に斜めに書かれた小さな文字。 次女は決して詩人なんかではない。 父さんは、君にかける言葉が未だに見つからない。 あれから一年。君の彼氏がこの世を旅立ってから。 娘達と彼と..。 サヨナラは突然に 娘にかける言葉が見つからない Sponsored Links 娘達と彼と..。 性格が対称的な大学生の娘が二人いる。 一匹狼で、同性との付き合いが苦手な長女。 社交的で、人の輪の中にいて、生徒会長にも推薦されていく次女。人のうけがいいのか、高校も大学も学校長の推薦。試験を受けたことすらない。 お姉ちゃんのドタバタ劇場で、家の中が進行してきたから、次女はいつも放置してきた。君はいつだって大丈夫。親は都合よく思っていたけど…。 次女が高校の時から付き合っていた彼氏。何度も家に遊びに来ていた。幾度か遊びにも行っている。 長女と彼氏