緊急会見で住民に避難を求める広島県の湯崎英彦知事=2021年8月14日午後1時33分、広島市中区、大久保貴裕撮影 前線の停滞で降り続く大雨を受け、広島県の湯崎英彦知事は14日午後1時半、緊急の記者会見を開いた。深刻な災害が起きる危険性が高いとし、自治体から指示のあった住民は、夕方までに急いで避難するように求めた。平成最悪の豪雨災害となった3年前の西日本豪雨と同様の被害が出る恐れがあるとして「今が(避難の)最後のチャンス」と訴えた。 【写真】広島県や広島地方気象台、県内全23市町をつないだオンラインの対策会議=2021年8月14日午後1時18分、広島市中区、大久保貴裕撮影 湯崎氏は、土砂崩落の危険度を示す「土壌雨量指数」が、県内の多くの観測点で西日本豪雨の発災直前と同レベルの数値を記録していると指摘。「どの地域で災害が起きてもおかしくない。可能性が極めて高くなっている」と述べた。 湯崎氏は会