コーヒー中国市場の将来性 新型肺炎の不名誉な原産国として、蔓延防止に懸命の中国ですが、13億人の内の消費人口は少数であるにせよ、多くの商品にとって魅力のある市場であるだけに、コーヒー消費の将来性に対しても、大きな期待があります。伝統的にお茶を主飲料とする日本の市場が、世界第3位のコーヒー輸入国となり700万袋を消費するまでに成長し、同じくお茶の国だったロシアの輸入量も、今や300万袋規模に達したことから、現在30万袋に過ぎない中国の消費にも、その将来性に熱い期待が膨らむのは当然と申せます。 4月29日付けのリヒト社報告は、改めてこのテーマに取り組んでいますので、内容をご紹介します。 恐らく茶の起源は中国だろうといわれているが、コーヒーのこととなると、話は全く違ってしまう。コーヒーの栽培が始まったのは、100年より少し前に過ぎず、フランス人宣教師が、雲南省の渓谷で植え付けに成功したのが最初だ