京都府亀岡市の暴走車10人死傷事故で、府警亀岡署が事故を起こして逮捕された運転手の少年(18)の父親に対し、被害者10人の住所や連絡先を無断で伝えていたことが25日、分かった。府警は大棚吉一亀岡署長らが同日午後、事故で亡くなった同市の松村幸姫さん(26)と小学2年小谷真緒さん(7)の家族を訪れて謝罪した。府警監察官室は、経緯について調査を始めた。 大棚署長は26日未明、亀岡署で記者会見し、「ご家族、被害者の方を本当に傷つけることになり、全く配慮が足りなかった」と謝罪した。 署長の説明によると、少年の父に伝えたのは事故で死傷した10人の名前と住所、連絡先の電話番号。事故翌日の24日午前、亀岡署で署員が少年の父親に口頭で伝えたという。 松村さんの家族から25日に抗議を受け、署長が松村さん宅を訪れて謝罪。小谷さんの家族にも府警の警察官が訪れ、謝罪と説明をしたという。 松村さんの父親や夫によると、