2027年に最初の増設が 完了するか 国土交通省と愛知県などは、愛知県の国際空港である中部国際空港について、現状では1本しかない滑走路を2本に増設する方向で調整に入った。 構想の発端は、既にある滑走路の老朽化に対応した修繕工事だ。 中部国際空港は2005年の愛知万博開催に合わせて開港しており、開港してから15年以上が経過している。 自動車が通行する道路と同じく、空港の滑走路にもメンテナンスが必要だ。時間の経過に伴う老朽化へ対応する必要があるほか、成田空港や関西国際空港など3大都市圏にある他の国際空港では、これまでに滑走路の拡張などが行われてきた。 そのほか、羽田空港も国際化するなど、中部国際空港の開港以降は日本国内における航空事業の在り方も変化しつつある。 また、燃料費の高騰に伴って航空会社が採算の取れない路線を廃止してしまうケースも増えた。 空港の利便性を維持するためには、輸送能力を上げ