〈クアラルンプール〉 マレーシア・スティール・ワークス（KL）（マスティール）は、ジョホール州南部開発地域、イスカンダル・マレーシアとシンガポールを結ぶ100キロメートルの鉄道システムの運営について、運輸省から認可を得たことを明らかにした。 マスティールが60％を保有する合弁会社のメトロポリタン・コミューター・ネットワークが手掛ける。合弁パートナーはKUBマレーシア。2011年に鉄道システムの建設および運営で合弁事業を行うことで合意、合弁会社を設立していた。 マスティールのタイ・ヒーンレン社長は声明の中で、イスカンダル地域の急速な発展に伴い、交通インフラへの需要は増していると指摘。長期的な観点から鉄道システムを建設することが重要だと判断したと述べた。シンガポールの大量高速輸送（MRT）と接続される予定だ。2013年半ばまでに資金調達に関する調整を行う計画だ。 マスティールの今年第1四半期

日本の人気ロックバンド「ラルク・アン・シエル」が4月28日、シンガポールのインドアスタジアムで初めてのライブを行った。シンガポールの地元ファンを中心に、在星日本人のほかマレーシアやタイ、インドネシア、中国など、近隣諸国からかけつけたファンの姿も多くみられ、6,800人が熱狂した。 午後8時からの開演にもかかわらず、会場前には午前中から地元のファンが集結。有志のファンクラブ「L’SST」のメンバーが風船で飾り付けしたアーチや、独自にデザインしたという横断幕が用意され、ファン同士の交流が図られていた。横断幕は、ファンからのメッセージでいっぱいになった。 結成20周年を記念したライブでは、ロックチューンやバラードなど、往年のヒット曲も多く演奏され、観客席はペンライトを片手に応じて合唱するなど一体感に包まれた。ファンからの熱いアンコールにも3曲で応えた後、ボーカルのHYDEは観客席を見回しながら感

〈クアラルンプール〉 首相府省経済企画局（EPU）は、外国人が購入できる住宅不動産の最低価格について現在の50万リンギ（約1,324万円）から100万リンギ（約2,647万円）に引き上げる方向で検討している模様だ。英字紙「ザ・スター」が伝えた。 政府筋は「中央銀行バンク・ネガラが不動産価格の抑制策を実施した後も価格は上昇しており、早めの対策が必要だ。現在の最低購入価格は現在の状況から判断すると低い」と述べた。米国のサブプライムローン問題のような不動産バブルを避ける必要性は以前より叫ばれており、ドナルド・リム副財務相も先ごろ厳格な対策が必要だと述べていた。 最低価格引き上げが不動産市場に冷水を浴びせることも懸念されるが、公式統計に基づくと最低価格を引き上げ後のマレーシアの不動産市場に及ぼす影響は2.4％（14億5,000万リンギ、約384億円）程度とみられる。また別の情報筋は、ジョホール州