身近な魚はみなエラ呼吸であり、肺はありません。しかし「生きている化石」として有名なシーラカンスには肺があったのだと、新たに分かりました。 秋はサンマが美味しいですね。サンマはエラ呼吸です。メダカもゼブラフィッシュも、サメもマグロもエラ呼吸です。肺はありません。しかし、どうやらシーラカンスは例外のようです*1。 シーラカンスの系統は他の魚と違う シーラカンスが今も海に生きていることは、1939年に南アフリカの港で発見されて分かりました*2。奇妙な姿かたちをしたこの魚は、中生代白亜紀で絶滅したと考えられていた化石のシーラカンスとひどく似ていたため、大昔の形態を今に伝える「生きている化石」だと世界を騒然とさせました。 シーラカンスの現生種は、アフリカだけでなく、インドネシアでも見つかりました。いずれも水深100メートルから400メートルのやや深海に生息しています。実物を見たいという場合は、世界で
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