「岡崎がレスターを変貌させた、たった2つのポイント」イングランド・プレミアリーグ第37節 レスター・シティ-エヴァートン 月曜日に2位のスパーズがチェルシーに引き分けてしまったため、ヴァーディ宅で優勝の瞬間を迎えてしまったレスター。土曜日のホーム最終戦は、入場時にエヴァートンの選手に拍手で出迎えられる壮大なパーティ会場になった。 しかし先発メンバーは出場停止のドリンクウォーターとフートに代えてキングとヴァシレフスキが入った以外はいつものメンバー、そしてサッカーの内容もいつものレスターで、開始6分にヴァーディがいつものようにあっさり得点を決めると、エヴァートンはすっかりパーティの引き立て役となり、終わってみればプレミア王者にふさわしい3-1の圧勝となった。 スタッツも内容を裏付けるように、エヴァートンのシュート数が9なのに対し、レスターのシュートは実に33本と、選手の質的には引けをとらないは
「決して神戸は悪いサッカーをやっているわけじゃないんだけど」ヤマザキナビスコカップ 準決勝第2レグ 鹿島アントラーズ-ヴィッセル神戸 ナビスコカップ準決勝の第1レグを鹿島が2-1でリードして折り返し、カシマスタジアムで行われた第2レグ。神戸は鹿島に先制を許しながらも追いつき、可能性が見えて来たものの逆転のチャンスに決められず、終盤に力尽きて連続失点、終わってみれば4-1で鹿島の大勝に終わった。 試合の序盤は鹿島ペース。先制点が欲しい神戸は立ち上がりから攻撃的に行くのだが、4-4-2のフォーメーションではあるがゾーンというよりは早めにマンマークして来る鹿島の守備にパスワークが分断され、カウンターからピンチを作ってしまう。そして案の定、16分に右サイドでボールを受けた赤崎に守備陣が突っ込んでしまい、空いたセンターへのボールを中村が落ち着いて押し込み鹿島が先制する。 しかしこれで鹿島は変に落ち着
ハリルホジッチは前日の会見で、シンガポール戦には「罠が仕掛けられている」と語ったわけだが、まさかこんな形で嵌ってしまうとは想像もしてなかったに違いない。 試合の展望で、日本は自陣で固く守る相手にクロスを上げてもそう簡単に点には繋がらないから、ゲーゲンプレッシングで対抗するのが良いのではないかと書いたんだけど、まさか両方とも機能不全になってしまうとは自分にも意外であった。 日本はハリルホジッチが意図する速いサッカーを見せたのは前半と後半の最初わずか2分だけで、後は5-4-1のフォーメーションで自陣に固く壁を作るシンガポールの前に、いつもの遅攻を繰り返すのみ。 岡崎、宇佐美、香川、本田の4人が相手DF5人の幅にすっぽり入って平行に壁を作り、サイドも相手のSHがカバーしている上に太田も酒井もあまり高い位置を取らず、長谷部や柴崎からゆるい横パスが来て縦を切られてそこでおしまい、振り出しに戻るという
ヨーロッパリーグのグループリーグ第3節。久保がトップ下で先発したヤングボーイズは、グループ最強と目されるナポリ相手にホームで2-0と快勝し、これでグループIはナポリ、ヤングボーイズ、スパルタ・プラハがそれぞれ勝ち点3で並ぶ激戦となった。 この結果はヤングボーイズが良かったというよりはナポリの自滅で、イグアイン、カジェホン、ハムシクという主力をサブに回す大胆なターンオーバーをしたせいか前線がさっぱり機能せず、ナポリは終始押し気味に試合を進めながらも得点が出来ず、逆にヤングボーイズが少ないチャンスをかっちりと物にして逃げ切った。 ヤングボーイズの守備はいったんゾーンは組むものの、ナポリの選手が自陣に侵入してきたら早めにマンマークへと切り替える方式で、それを見越してナポリもどんどんマンマークで出来たスペースを使ってバイタルエリアに選手が入り込んで攻撃としては良い形は作っていたんだけど、決定的なチ
昇格組のエンポリに2点を先行されながら、最後は本田が同点ゴールを決めてアウェイでのドロー、メディアからの本田への評価は高得点と、一応は日本人的に喜ばしい結果ではあったのだが、いざ試合を見てみるといろいろモヤモヤした気分が残ってしまった。 まず前半のミランは序盤こそまずまずなリズムだったものの、13分にエンポリのCKでボネーラがトネッリのマークを外してしまって失点すると完全にそこからはエンポリのペースになってしまい、20分にはFKからサインプレーでデ・ヨングとボネーラが2人とも同じ選手のカバーに行ってしまい、スペースに飛び込んだプッチャレッリに2点目を決められてしまう。 ミランは中盤でほとんど形が作れず、特にムンタリとデシーリオ、ボネーラで組んだ左サイドが散々な出来で、メネズも中央に寄りたがってサイドをカバーしてくれないので、何度もそこに出来たスペースをエンポリに使われて決定的なピンチを献上
サッカーの観戦をサボると、何故か助け舟のようにメールをいただく事が多くてネタとして非常に助かっております(笑)。今回はハムストさんから日本のゾーンディフェンスについて。 ゾーンディフェンス。 代表総括中に、日本はゾーンディフェンスは全くの手つかずとあります。 Jリーグの試合を見てても確かに、人数が揃っていてもサクッとやられる守備を見ることは珍しくありませんが、何故なんでしょうね。日本はプロリーグが昨日今日始まったわけじゃなく、20年も経ちます。 リーグの指導者達は、おそらく、海外のクラブ等から、練習の仕方などを学んでいたと思ってました。反町監督もスペインのクラブでコーチをしてたと記憶してます。「レアルやバルサは特別な練習をしてるわけではない」と何かの雑誌で読んだこともあります。 だからJリーグの指導は、欧州を手本にして、指導している。また日本人指導者がそうでなくても、欧州やブラジルから多く
もうグループリーグ突破にはコロンビアに対して勝つしかなかった日本だったが、前半から8人のメンバーを変えて来たコロンビアを攻め立てながらも、最後は突き放されて1-4の敗戦。そして裏の試合ではギリシャがコートジボワールに勝って2位に浮上、日本のワールドカップはグループリーグ最下位で終える事となった。 もとから、カウンターが得意で個人打開力のあるコロンビアに対しては日本のチームカラー的に苦手な相手だと分かっていたし、ピッチも気候も日本には明らかに合っていない。そういう相手に最初から飛ばして果敢な攻撃を仕掛けていけば、最後はガス欠でやられるだろうという予測は十分出来ていた。 それだけに、今野の軽率なスライディングによってPKを与えてしまった事と、香川と大久保にあったビッグチャンスを決められなかった事が痛かった。そのモメンタムが切り替えられるきっかけを自らつかめなかった時点で負けは必然だったように思
今回のギリシャ戦でも終盤にパワープレイを仕掛けた事で、それなら何故ハーフナー・マイクや豊田を入れなかったんだという意見が出て来ているが、個人的にはTwitterのほうで書いたように、勝ちに行くことよりも負けない事を選んだのではないかと思っている。 裏のコロンビア対コートジボワールの試合でコロンビアが2-1で勝ったので、コロンビアに対する日本の勝ち点差は-6で得失点差は-5、総得点が-4。つまり、ギリシャに1-0で勝っても最終戦でコロンビアを上回るためには、ガチメンのコロンビアに3点差以上の勝利が必要になる。これは可能性としては限りなくゼロに近い。 そしてコートジボワールに対する日本の得失点差は-1、総得点差は-2なので、コートジボワールが勝利すると日本はやはりコロンビアに対して2点差以上の勝利が必要になって来る。ギリシャは日本に負けるとグループリーグ敗退が決定するので最終戦のコートジボワー
昨日は週末に崩した体調がまだ回復してなかったし、特に優先して見たいと思う試合が無かったので、NHKスペシャルや内田が出ていた「アスリートの魂」、香川と清武、柿谷のセレッソ特番、そして2週連続で放送された本田の「プロフェッショナル仕事の流儀」後半を1.5倍速を混ぜながらまとめて見てみた。 自分自身は、選手はピッチ上での表現が全てであると思っているので言動や生活なんかはどうでも良くて、普段は地上波の選手が出場するバラエティややべっちとかは全くと言って良いほど見ないんだけど、ここ最近のマスコミから漏れてくるインタビュー記事や、これらの番組を見ていて以前から持っていた疑念が何となく晴れたような気がした。 それは、今の日本代表のサッカーが、良い意味でも悪い意味でも妥協の末に生まれているのだなと言う事である。 今の代表における攻撃性と守備の脆弱性を見て、ザックがイタリア人監督らしくないと評される事が多
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