学校現場でLGBT(性的少数者)の生徒への配慮が進みつつある。奈良県香芝市の中学校では性別関係なくスカートかスラックスか制服を自由に選べるようにしたほか、男女別トイレとは別に、性別にかかわらずに使える独立した個室のトイレを設置した。思春期は体に性の特徴が顕著に表れることから、性別に違和感を持ち、自傷行為や不登校に追い込まれる子供もいる。専門家は「学校側の配慮で、悩む子供を一人でも救い、安心して学校生活を送ることにつながれば」と取り組みの広がりを期待する。 性別に関係なく使える独立した個室トイレ=奈良県香芝市の市立香芝東中学校奈良県香芝市の市立香芝東中学校ではこれまで男子生徒は詰め襟とスラックス、女子生徒はセーラー服とスカートだったが、昨年4月から、スカートかスラックスかを選べるようにし、上着は男女どちらも使えるデザインのブレザーとした。スラックスをはいている女子生徒は数人いるという。 新し
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