フジサンケイグループ育鵬社も日本教育再生機構・教科書改善の会もこの部分を宣伝していませんが、実は育鵬社の公民教科書で最も優れているのはp11「科学技術の課題」です。 写真は拡大しません→ 市販本『新しいみんなの公民』(育鵬社)を日本教育再生機構(←クリック)からお買い求めください。 このページでは、遺伝子組み替え作物や生殖医療の在り方に触れた上で「日本では臓器移植法によって、法的には脳死が人の死と位置づけられていますが、宗教や感情の面では今でも議論になっています」と、脳死を「人の死」とみなすことへの異論を取り上げています。 臓器移植法が施行してから14年を迎えますが、心臓が動き、温かい血液が循環する人間の身体を「人の死」とみなすことを前提とした移植医療に対して、多くの国民が今も疑問と不安を抱いています。そのことを中学校公民教科書で記述したのは育鵬社が史上初めてです。 生命倫理に関する各社の