ケータイのデジタルラジオはあと3カ月 2010年4月現在、日本におけるラジオ放送は、大きく「地上波系」と「衛星系」の2種類に分けることができる。車や電車など移動中にも聞くことができ、少ない初期投資で楽しめるという“ラジオらしい”特性を備えるのはそのうち前者で、中波(AM)/短波/超短波(FM)に区分されたうえで地域別のサービスが提供される。 同じ地上波でもテレビ放送は2011年に停波するが、地上波のラジオ放送は今後も継続される。デジタル放送(地上デジタル音声放送)の計画はあるものの、新しい放送サービスという位置付けで、アナログからデジタルへと置き換えられるテレビとは事情が異なる。 その地上デジタル音声放送、現在実用化に向けての試験放送が実施されているが、今年7月に終了となる。試験に利用されている周波数帯(VHF 7ch付近)が、地上アナログテレビ放送の停波後、警察や消防の無線通信用に割り当