これがマイブラのライブで配られた話題の耳栓。音がデカ過ぎるので使って下さいという事で全員に配られる。 普通に考えれば、そんな事するくらいなら音を絞ればいい、という事になるだろう。 ところが、そうでないのがマイブラなのだ。 体験した事がないと実感できないだろうけど、マイブラの音のデカさは天文学レベル。ノーガードで対面すると確実に難聴になる。 しかしこれも体験した事のない人には想像しづらいだろうけど、その音が気持ちいいのだ。そうでなければ、この洋楽不況の中でコースト3日間が即完するはずがない。 音がデカいというとメタル的な攻撃性を連想しがちだが、マイブラは全く逆。サイケデリック・ミュージックの伝統を引き継ぐ、正しく逃避的な音楽なのだ。 何処に逃避するのか?デカい音に逃避するのだ。 音が限度を超えて大きくなると空気の密度が変わった感じがする。何か巨大な音に囲まれ守られているような不思議な安心感が