この連載では、温度、湿度が測定でき、2線式シリアル・インターフェースで測定値が読み出せるSENSIRION社のディジタル温・湿度センサのSHT11について、機能や使用方法などを説明します。このセンサの価格は2,200円(2007/11現在)で、湿度も測定できることから安価なデバイスだと思います。 今回はホスト・コントローラとしてPICを使ったマイコン・ボードで動作させる予定ですが、いうまでもなくPIC以外のマイコンでも制御可能です。 SHT11の2線式シリアル・インターフェースは、同期用のシリアル・クロックSCKとシリアル・データDATAの2線で制御できます。2線式というとI2Cかと思われるでしょうが、通信の手順やアドレスの指定方法などは異なっていて、残念ながらI2Cとはまったく互換性はありません。