医師の書類作成などを代行する「医療クラーク」。医師が診察や手術に専念できるようサポートし、勤務医の過重労働改善に寄与。患者の待ち時間短縮にもつながる。医療クラーク採用に診療報酬が支払われる制度が導入されて10年目。活用の場は広がっている。一般にはあまり聞き慣れない医療クラークはどんな仕事をしているのか。兵庫県内の病院で取材した。(佐藤健介) 【写真】患者に示す治療法の説明書。診察中に医療クラークが手早く作成する 1日約2千人の外来を受け入れる神戸市立医療センター中央市民病院(同市中央区港島南町2)の診察室。患者を診断した医師が処置を決め、口頭で告げると、赤い制服の女性が素早くパソコンに打ち込む。「検査日は…」。パソコンで予約手続きなどを行い、処置に関する説明書と同意書をあっという間に仕上げて、患者に示した。車いす利用や難聴といった申し送りも漏らさず記入。医師はサインするだけだ。 「診療が円
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