※前編はこちら ストレージ ブラウザ側にデータを蓄積する方法としてCookieがよく使われてきた。ところが、Cookieを使って蓄積できるデータは非常に小さなサイズに限られる。さらに、ページにアクセスするたびに、必要か不要かに関わらず、無条件にサーバに送信されてしまう。これはセッション管理といった用途には最適だが、クライアント側にデータを蓄積しておくという目的においては力不足だ。 そして新たに、そこで大きなサイズのデータをクライ アント側に蓄積するAPIがいくつか開発されている。ここでは代表的な2つのAPIを紹介しよう。 Web Storage Web Storageは、値(データ)にキーを結び付けて保存するストレージAPIだ。保存されたデータは、JavaScriptからキーを使って読み出したり削除したりすることができる。 このストレージのサイズは、どのブラウザでもサイト単位で5MBがデフ