日本銀行は2009年12月21日 / 22日 / 24日 / 25日の4日間、市民講座を中心にした催し「日本銀行へようこそ〜日銀を紹介する夕べ〜」を日本銀行本店で開催した。このうち、22日には、時事通信社の記者から日銀の副総裁となった藤原作弥氏が特別講演を行った。 大蔵・日銀担当記者として「向上心に燃えていた」 藤原作弥氏は、1962年に東京外国語大学を卒業し、時事通信社に入社。大蔵省や日本銀行の担当記者、解説委員などを経た後、1998年に日本銀行副総裁に就任。2003年に副総裁退職後、日立総合研究所取締役社長などを務めている。文筆家としても著名で、1982年に『聖母病院の友人たち』で日本エッセイスト・クラブ賞受賞。そのほか、『満州、小国民の戦地』『李香蘭』『素顔の日銀副総裁日記』などの著作がある。 藤原氏の講演タイトルは「ジャーナリストと『フクソー』(副総裁)の間で」。藤原氏はまず、大蔵