コンクワ… 「昔の私は物を言う時は桜皮を巻いた弓の弓柄の央を鳴らす様に言ったものであったが、衰えてしまったものよ・・・ 年老い、弱ったものだから天国へ行こうと思うのだけども、人間の国に飢饉があってな。猟に行っても鹿も無い、漁に出ても魚もない。」 腹を立てた私は鹿の神と魚の神に使者を立てる事とした。 「誰か雄弁で使者として自信がある者は、天国の五ツ半の談判を言いつけてやりたいものだ」 たがつきのシントコ(※1)の蓋の上を叩きながら私は言った。そうしたところ誰かが入口で答えました。 「私をおいて誰が使者として雄弁で自信があるものがあるでしょう。」 見ると鴉の若者であった。私は家に入れ、たがつきのシントコの蓋の上を叩きながら鴉の若者を使者に立てるためその談判を言い聞かせ3日たち3つ目の談判を話しながら鴉を見ると鴉は炉緑の後ろで居眠りをしている。 それを見ると癪に障ったのか羽ぐるみひっ