「水曜どうでしょう」(北海道テレビ)の嬉野雅道ディレクターは、「大人社会でもいじめはある」と話します。そして、いじめを帳消しにしようと思い詰めた時、「一番やっちゃいけない」ことがあるそうです。「ひとりで生きていく」と思うことから「幸福な人生へと舵をきりはじめる」と語る嬉野さんに話を聞きました。 【関連記事】世界を読み解く視点「ひとつじゃない」 「水どう」嬉野Dが語る「ハゲでもいい」までの7年半 ――「居場所がない」と感じる子どもたちがいます。 「僕にとっての居場所って、自分に『いてもいいよ』って言ってくれる人のそばなんですよね。だから、もしも誰も僕に興味を持ってくれない、話しかけてもシカトされる、そんな場所だったら、そりゃあきついと思うんだよね、幾つになったって、その場所ではやっていけないと思うよ」 ――経験を積んだからといって、平気になるものではないですね。 「いじめは、むしろ大人の社会