書籍名:サイロ・エフェクト 高度専門化社会の罠 著者名:ジリアン・テット この本は、フィナンシャルタイムズ紙アメリカ版の編集長 で、元文化人類学者であるジリアン・テットによるものです。 テット氏はこの書籍の中で、 なぜ現代社会の組織では、時として愚かとしか言い ようのないない行動を取るのか なぜ、優秀な人による組織が、リスクやチャンスを 見誤るのか という疑問に答えようとしています。 現代の社会というのは、高度な専門化・分業化が進むとともに グローバル化や情報切術の進歩によってシームレス化・統合化 が同時に進んでいます。 著者は、このように組織が限りなく細分化、孤立化し、全体 状況に対応できない状況を「サイロ・エフェクト」 と名づけ、ソニー、UBS、フェイスブック、クリーブランド・ クリニック、ニューヨーク支庁などの事例から、サイロの弊害 に陥ったケースとうまく切り抜けたケースを紹介してい