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ブックマーク / ncode.syosetu.com (8)

  • かがやく星の下で - 【第6小節】  45分×∞(無限)時間

    初夏 教室の窓から木に止まっている蝉(せみ)が鳴いていた ミーンミンミンミンミンミーン ミーンミンミンミンミンミーン・・・ 蝉(せみ)はなぜなくか知っているか? それは求愛行動(きゅうあいこうどう) 「俺はここだ~!俺の鳴き方を聞いてくれ~!!!!」 この授業時間の一日も昨日も、まるで時間が止まったかのように 45分の授業が まるで1分目から動いていないかに匹敵していた ミーンミンミンミンミンミーン ミーンミンミンミンミンミーン ミーンミンミンミンミンミーン ミーンミンミンミンミンミーン ミーンミンミンミンミンミーン ミーンミンミンミンミンミーン ミーンミンミンミンミンミーン ミーンミンミンミンミンミーン ・・・・・ 当に五月蠅(うるさ)い クラスは30人で 4クラスあった その中でもひときわかわいい彼女は 他のクラスの男子からの評判も同じだった 俺の席は一番後ろの窓側の席で 彼女は右斜

    かがやく星の下で - 【第6小節】  45分×∞(無限)時間
    tonsonkoji
    tonsonkoji 2017/08/08
    ハマるよこれ!!!
  • かがやく星の下で - 【第5小節】  「五月雨式」

    彼女の手はふにふにとやわらかい 梅雨 蒸し暑いような 豪雨と裏腹に学校内は湿気で包まれる 授業もそっちのけでしゃべり続けた 「それでさ」 「うん」 暑い空気が雨により巻き起こる風で 一瞬違うさわやかな空気になる 「あはは」 「次のシーンでは・・・」 誰も注意する人なんていなかった 話した内容はもっぱらアニメの話 ロボットにのる主人公の女の子が どうしてああなのかとか ヒロインの男の話とか 昨日ああ戦ったとか それから何もしゃべることがなくて 前の席の奴(やつ)と隣の席のやつも入れて しゃべった 「何話してるの?」 「アニメの話だよ」 「なになに?」 「教えて教えて」 男の話なんて聞きたくはないかも しれないけれど彼女はかわいいし 女の子としゃべれるっていうのだけで 男はテンションがあがって話に入ってくる みんな顔が微笑んで夢や希望が満ちたかのように好意的(こういてき) 誰も注意しない 先生

    かがやく星の下で - 【第5小節】  「五月雨式」
    tonsonkoji
    tonsonkoji 2017/08/08
    キュンっ的な小説ですね!
  • かがやく星の下で - 【第4小節】  なんの取り柄のない俺でも

    なんの取り柄(とりえ)もない俺でも彼女の席の隣に座っている 朝 7時 にテレビをつけて パンに目玉焼き、サラダ、牛乳 用意された朝ご飯を急いでべかけて 7時20分に家を出る そこから学校まで歩いて 東門から入る 彼女は西門から入ってくる 俺の通ってる学校は西門、東門、北門があった 校舎への入り口は職員室に繋(つな)がる2階からと 1階の下駄箱、 そして朝レンをしている体育館から入れる 俺は部活もなにもしてなかったから 東門から入って下駄箱まで行く 彼女は同じ時間に 西門から入ってすぐ近くの体育館へ入っていく 俺は別に話すわけじゃないけど 少し彼女の姿を見るだけで特別な気分になった 彼女はバレー部だった 新入りの一年生 彼女はちらっと俺の方をみたのか そのまま体育館の中へ入っていた 「バレー部は目がくるくるして髪の毛もつやつやでスカートの短いおしゃれでかわいい女の子ばかりいる」と 不公平だ

    かがやく星の下で - 【第4小節】  なんの取り柄のない俺でも
    tonsonkoji
    tonsonkoji 2017/08/07
    ストーリー作りが天才です!!
  • かがやく星の下で - 【第3小節】  俺はもうダメかもしれない

    彼女の名前を一番最初に呼んだのは俺ではなかった 廊下から違うクラスの男が呼んだ 「はっちゃん」 彼女は はっちゃんっていうらしい 俺は凹んだけれど知れて喜んだ 廊下の男をみると 他の小学校のサッカー部で有名なあいつだった 単発で血色の良いパッチリ二重のモデルのように鼻が高い 美形のあいつ クラスの女子数人がサッカー部の男を見ている 美男と美女 特別な二人 それを眺める ただのとなりの席の俺 おれの立場は数時間もしない間に ちんけなものへと変わった 美男と美女 特別な二人 そして ただの俺 俺はもうダメかもしれない 俺の中学生活は初日で終わった もう終わったんだ俺は 今日も家に帰ってネットのとある人物をみた 社交的にいろんな人物と話す この前はどこかへ旅行へいったらしい。 俺はなんて行動力のある人なんだと思った。 俺はいつも学校と自宅が生活範囲で 遠くにも行けない。 今日はまた難しい言葉でネ

    かがやく星の下で - 【第3小節】  俺はもうダメかもしれない
    tonsonkoji
    tonsonkoji 2017/08/07
    おすすめの小説です!!
  • かがやく星の下で - 【第2小節】  アニメ?!

    休み時間になると廊下から教室を覗(のぞ)く男子の姿が見える そう目当ては彼女を見に来てる 入学早々もう噂(うわさ) 隣の席はこの俺 俺、俺。 なんで俺? こんなことってあるんだ そればかり考えていた 誰よりも近い 朝の授業から夕方の授業終わりまでの長い時間に 隣にいれるのは俺 せっかくだから話したい 何をしゃべるんだろう どんなこなんだろう でもなにを話せばいいのかわからなかった俺は 一人できょろきょろして 挙動不審状態だった どうしようどうしようと思ってたら 彼女が話しかけてきた 「アニメのアレに似てない?」 アニメ?! こんな子がアニメを見るんだろうか 俺は見るけれど 彼女はアニメを見るらし ニュースとかドラマとかみてそうな雰囲気だった マイナーな俺も良く知らないようなジャンルのアニメだった 俺は知っていたけれどうっすらとしか 覚えていなかった 内容は 女の子が主人公のロボットアニメ

    かがやく星の下で - 【第2小節】  アニメ?!
    tonsonkoji
    tonsonkoji 2017/08/06
    すごい!かわいいね!!!
  • かがやく星の下で - 【第1小節】  入学おめでとうの9時

    今日、俺はね 中学生になったんだ 制服は大きくて合わない、なんでこんなの用意したんだって思ったんだけど そのうち体が大きくなるからって大きめのを買ったんだ 首のプラスチックのカラーが痛くてさ 自分でもダサいなって思ったんだ 今日 いいことがあって 俺の隣に みんなが憧れるあの子が俺の席の隣に座ったんだ 何もしゃべってないけど 俺、緊張してずっと下向いてたんだ 俺の隣に みんなが憧れるあの子が俺の席の隣に座ったんだ 俺はうかれてた だって 俺の隣に みんなが憧れるあの子が俺の席の隣に座ったんだ すごいかわいい みんなが彼女をみる そのあとに 俺をうらやましいって目で俺を見た 俺だって驚いた 俺の隣に 座るか普通? すごいかわいいんだ でも結局 一言もしゃべれなかった おれはずっと下を向いていた 口がにやけるのをずっと抑(おさ)えてた 「君たちは、どんな大人になりたいですか?」 黒板の前に立っ

    かがやく星の下で - 【第1小節】  入学おめでとうの9時
    tonsonkoji
    tonsonkoji 2017/08/04
    青春時代を彷彿させてくれる小説です!!
  • かがやく星の下で

    【第1小節】  入学おめでとうの9時 2017/07/25 03:26(改) 【第2小節】  アニメ?! 2017/07/25 03:36(改) 【第3小節】  俺はもうダメかもしれない 2017/07/25 03:45(改) 【第4小節】  なんの取り柄のない俺でも 2017/07/25 13:53(改) 【第5小節】  「五月雨式」 2017/07/26 07:03(改) 【第6小節】  45分×∞(無限)時間 2017/07/26 22:04(改) 【第7小節】  平凡な俺とふつうの彼女 2017/07/27 12:46(改) 【第8小節】  俺らだけの夏祭り 2017/07/28 12:21(改) 【第9小節】   室町時代の祭りに願いを 2017/07/28 18:08(改) 【第10小節】  残暑はあついざんしょ? 2017/07/29 14:12(改) 【第11小節】  釣忍

    かがやく星の下で
    tonsonkoji
    tonsonkoji 2017/08/04
    吸い込まれる小説です!!!
  • かがやく星の下で

    【絶凛のニーナ】 これは死ぬに死ねない花人たちのお話。 花人は花のように今も増え、人に伝える「はなだより」として、そして人の想いを伝えるために咲く。 原作のURLはこちらになります→https://rookie.//

    かがやく星の下で
    tonsonkoji
    tonsonkoji 2017/08/04
    青春を思い出します!!!
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